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しわくちゃのシャツ


目が覚めて 昨日はいつの間に
ベッドで寝ていたのかを巡らない頭で思い返す。
そういえばここのところ誰とも話していない。
たまには外に出ようかなんて考えたところで行くあてもなく。

六畳の部屋には アイロンがなくて
彼の服は いつもしわくちゃだった
それはまるで 都会の荒波にくたびれた
彼の心みたいで。
六畳の部屋には 窓が一つしかなくて
彼の部屋は いつも薄暗かった。
それはまるで 冷めつつある
かつて抱いていた彼の熱情みたいで

ここにいちゃ駄目だなって
空気が籠った部屋のドアを開ければ
彼の鼻先から全身へとなぞりながら包む
日ごと冷たくなっていく風。
この前までは夏だったのに
気づけば季節は過ぎていて
今までの秋とは違う場所に
気づけば彼はいて。

慣れない街のはずなのに
時々 夕暮れ時の路地でふいに
昔どこかで嗅いだはずの匂いがして
どこで嗅いだのかも思い出せないまま 
少し足を止める。

行くあてもないけれど
部屋にいるままじゃダメだって分かってる。
行くあてもないけれど
きっとあそこにいるままじゃダメだったって分かってる。
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プロフィール

憂愁少年

Author:憂愁少年
元々作詞作曲の修行をしていたつもりがいつの間にか詩作に励んでいた人です。

まだまだ荒削りですが、じっくりじっくり上手なものが書けるようになりたいです。作風も決まってなく、文章の雰囲気の揺れ幅があるかもしれません

大学生になり活動もゆっくりになりました。

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