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モラトリアム


誰にも分かってもらえなくて 

それでも生きることをやめられなかった

モラトリアム期の少年は「もう子供じゃないんだから。」と

人にあたるでもなく 物にあたるでもなく 何を壊すでもなく

ひたすら歌にして叫んで 自らの喉を痛みつけた。

「この声が世界を叩き壊すのが先か 

それとも この喉が壊れるのが先か。」

少年は叫び続けた。叫ぶのをやめた時に 

ふっと際限なくわいてくる空虚、

それさえもかき消せるその時が来るまで。


叫び続けているうちに少年の声は

もともとの色と変わってしまっていた。

今じゃもう口から出した言葉が

勝手に少年の世界を壊すだけだった。

少年の乾ききった目から幾年ぶりの涙が零れ落ちた。

少年は叫ぶのをやめていた。



気づけばその時 少年はすでに青年になっていた。
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プロフィール

憂愁少年

Author:憂愁少年
元々作詞作曲の修行をしていたつもりがいつの間にか詩作に励んでいた人です。

まだまだ荒削りですが、じっくりじっくり上手なものが書けるようになりたいです。作風も決まってなく、文章の雰囲気の揺れ幅があるかもしれません

大学生になり活動もゆっくりになりました。

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